イマココ132期澤田華乃

震災に限らず、漁業や自然と戯れることに興味がある方にも強くお勧めします。

7日間の漁業支援ボランティアに参加された、澤田華乃さん。彼女が宮城で感じたことに迫ります。 2016.07.19

プロフィール

イマ、ココ プロジェクト。132期| 澤田華乃

北海道大学4年の澤田華乃さん。震災からの復興・漁業に携わる人の暮らしを強く肌で感じるために今回参加を決意。

参加プログラム情報

・参加プログラム名:Youth×イマ、ココプロジェクト、132期
・参加日程:7/7-7/13
・活動場所:宮城県(石巻)

・プログラムでの活動内容(箇条書き)
 ・わかめの芯抜き
 ・わかめ、昆布の包装、発送
 ・わかめ、昆布の養殖用具清掃
 ・船のペンキ塗り
 ・お子さんの宿題お付き合い
 ・浜巡り

◾ライター情報
・ライターの名前:澤田華乃
・ライターの所属:北海道大学・4年
・ライターの写真

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・本文

私がこのボランティアに応募したのは、石巻に住む人たちと深く関わることで、震災からの復興・漁業に携わる人の暮らしを強く肌で感じる事ができると考えたからです。私が参加した7月中旬の1週間では他に二人のボランティアが来ており、私ともう一人の女性の方は南三陸町と接する北上町十三浜という地域に派遣されました。

お世話になった漁師の家では今の時期、3~4月に収穫されたわかめの芯抜き、梱包・発送を行っており、私は主にこれらの作業を行いました。

私がお世話になった十三浜における震災時の被害状況を伺うと、この地域は比較的海面から高い位置に家が多く、他地域と比べて被害は大きくなかったとのことですが、小学校が被害に合っていたり、浜に止めていた船舶の多くが崩壊してしまったのだそうです。ある朝、近くの浜へ散歩に行った際に一人の漁師の方が話しかけてくださいました。その方は、震災の前はその浜の目と鼻の先に家を建てて暮らしており、そこで仕事の全てを行っていたのだそうです。震災時すぐに声をかけあって高台に逃げたことや、広場の周囲を囲む30cm程の高さがあるコンクリート塀を指して、これが元々家の一部だったこと話してくださいました。

そしてその方も、今では政府の補助金を得て船を購入し、漁師として再出発されています。

他地域の仮設住宅に避難していた人の多くは移住してしまい、慢性的に人手が不足しているのが現状の問題でした。したがって震災から5年たった「今」におけるこの活動のスタンスとしては、今、宮城の漁業を震災以前よりも応援していこうというものであったように思います。

十三浜に住む人たちの雰囲気についてお話すると、漁師という職業柄なのか分からないのですが私から見ると総じてマイペースで、わかめの芯抜きをしている最中にも手を止めて話をして笑いあったりと、無理しすぎず日々過ごしているように感じられました。私は周囲の友人と比べてもせっかちなのですが、こういった暮らしを体験して少し驚くと同時に、必死に頑張りすぎなくてもいいのだという安心感のようなものも感じたりしました。

今回のボランティア経験から少し離れて余談になってしまうかもしれませんが、私にとってはボランティア最終日に電車を待つまでの1時間半ほどで体感した今の石巻駅周辺も印象的でした。石巻駅の周囲は私がお世話になった十三浜よりも海抜が低かったため被害が大きく、空き家が容易に見られました。ざっと1時間歩いただけでも4,5軒は空き家がありました。お世話になった家族のお子さんが、以前「ゴーストタウンになってるよ」と冗談交じりで話していたのが印象的に思い出されました。

震災後いち早く復興Tシャツを売りだしたお店の方いわく、震災以前にあった商店街のお店の多くが戻っておらず、お店の点在により集客力も落ち、大手スーパーのある地域へと人が移ってしまっていることが周囲の復興を遅らせている問題であるとのことでした。

以上のような経験を通して、私は自分が見た今の石巻の様子を伝えなくてはと思う様になりました。豊かな漁場に恵まれた石巻の漁業のことや、震災から5年たってもまだ真っ白で広い平地で工事が行われている様子はもちろん、私が出会った人たちのようにそれでも前向きで居続ける人の存在を知ってほしいです。今回の体験は、実際に石巻に住むことで、あの震災を過去のニュースの話題ではなく、今でも続く自分ごととして感じられたことにも意義があると思います。

これまで堅苦しいことばかり述べてきましたが、なによりも日々が楽しく、自然に、人に癒されます!震災に限らず、漁業や自然と戯れることに興味がある方にも強くお勧めします。社会人で参加される方もいらっしゃるようで、参加者の中にはそのまま石巻に移住する方もいるらしいです。特に市街地は現在進行形で復興真っ最中なため、漁師に限らず自分でお店を持つなどもできるかもしれません。人生の転機を求める方にもおすすめですね(笑)

最後に、お世話になった皆様へ。本当にありがとうございました!

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