浜全体で復興に向けて努力している印象を受けました。

7日間の漁業支援ボランティアに参加された、久米菜緒さん。彼女が宮城で感じたことに迫ります。 2016.09.07

プロフィール

イマ、ココ プロジェクト。136期| 久米菜緒

横浜市立大学医学部医学科3年の久米菜緒さん。「現地に行ってみたい」という想いから今回、夏休みを利用して友達と一緒にボランティアに参加されました。

■参加プログラム情報

・参加プログラム名、期:イマ、ココ プロジェクト。136期
・参加日程:8/4-8/10
・活動場所:宮城県石巻市狐崎浜
・プログラムの活動内容
 ・家事全般
 ・牡蠣の種ばさみ
 ・網漁の魚やカニの網から取り出す作業
 ・網を広げる作業

■ライター情報
・名前:久米菜緒
・所属:横浜市立大学・3年
・ライターの写真:

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☆イマ、ココプロジェクト。ボランティア参加者募集中☆

9月に行っちゃう!?イマ、ココ プロジェクト。

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■本文
 私は以前、ボランティアというものに高いハードルのようなものを感じていました。中高の時からボランティアには学校の授業の一環として行ったりはしていましたが、それでもやはりボランティア=お手伝いというイメージで、行きにくいものでした。一方で、私は中学3年生の時に東日本大震災という大きな地震があってから、とりあえず現地に行ってみたいという想いを持っていました。今回、夏休みを利用して思い切って行ってみようかと、友達とボランティアを探していたところ、このイマ、ココ プロジェクトを見つけました。このプロジェクトに強く惹かれた一番の理由はホームステイということでした。漁業のお仕事をお手伝いする中でも様々な漁師さんとして、そして被災された方としてのお話しを聞けると思いまずが、やっぱり一緒に生活してその一日の始まりから終わりまでを一緒に過ごすことで、日常の話から真面目な話まで幅広く話す機会が増えるのではないかと思いこのホームステイボランティアに応募しました。

 今回私は友達と石巻の狐崎浜という浜にお手伝いに行きました。私の受け入れ先の家はカキの養殖を行っていて私の行った時期には牡蠣がついているホタテの貝殻をロープに縛り付けていくタネばさみという作業中心に網漁も行っているところでした。カキの養殖についてをまず知らなかったのでその概要から海に出て実際に見せていただいたあとに作業をすると地道な作業の積み重ねがおいしい牡蠣を育てているんだと知りすごく感慨深いものがありました。

 こういった作業の中でも津波の爪痕をところどころで感じました。津波で牡蠣がすべて流され3年前にやっと元の形が出来上がったこと、浜でも漁業をやめてしまった漁師さんの多いこと、網にかかった魚を見てだんだん魚が戻ってきているなどと話されていました。でも、わたしが被災地にボランティアにいく、ということで気負っていた部分はあっけなく砕かれました。例えば山の木がバキバキに折れているのを見たとき私は震災や津波につなげて考えてしまいましたが、よく考えるとそんな光景は私の家の付近でもあるし実際、「あれは大雨でね」と話されていました。すべてを震災や津波と関連付けて考えてしまった私の方が東日本大震災に対して悲嘆に暮れている状況で被災者の方々はもっと前をいっていて浜全体で復興に向けて努力している印象を受けました。これを感じることが出来たことはとても意味があると感じ、現地で実際に話を聞くのと報道によって悲惨な景観を見るのとはまた少し違うような気がしました。

 浜の方は本当に温かくて面白く、私と友達が日の入りを浜で見ていただけで地元の漁師さん、防潮堤を作っているおじさん、近所のおばさんなどなど気さくに話しかけていただき日が暮れるまでずっと話していました。浜のこういった人間味あふれるコミュニティがすごく心にしみました。

 ここまで堅苦しく書いてきましたが、この1週間は本当に私が前に想像していたボランティアという堅いイメージとはかけ離れていて合宿のような感じでした。1週間というすごく短い時間でしたが、一緒に夕飯を作ったり、テレビを見ながら、もちろん作業をしながら様々なことを話して笑って、私の第2の故郷ができました。私の受け入れ先の方は今までホームステイした人の寄せ書きがたくさん倉庫に書かれていました。私も書かせていただいたのですが、この寄せ書きを見てこれがおとうさんの原動力になっているんだなと強く感じました。漁業未体験である私たちがいる事で劇的に作業が進む、なんてことはありません。でも、地道な作業の積み重ねが大切でありそこに私の力が少しでも加わればいいなと思っています。また、その作業以上にお手伝いに来る、一緒に夕飯に獲れたクロダイやイシガニを美味しい美味しいと食べるだけで漁師さんたちの前向きな気持ちを支えていけるのではないかと思いました。

絶対にまた狐崎浜に帰ってきてこの家族ともっともっと関わっていけたらなと思っています。一回行ったことでボランティアというもののハードルが低くなったことがすごくよかったです。このプログラム主催者の方々、そしてピースボートさん、浜の方々、一緒に行ってくれた友達。ありがとうございました!

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