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報道の情報が全て正しいわけでないということを肌で感じました。

7日間の漁業支援ボランティアに参加された、中屋凜さん。彼女が宮城で感じたことに迫ります。 2016.10.06

プロフィール

イマ、ココ プロジェクト。140期| 中屋凜

長野工業高等専門学校5年の中屋凜さん。学生生活最後の夏休みでなにか成長したいと思い、このプログラムにたどり着きました。一番惹かれたのは、ホームステイというところです。一緒に暮らす中で本音に迫れたらいいな、と感じていたそうです。

◆参加プログラム情報
・参加プログラム名、期:イマ、ココ プロジェクト。140期
・参加日程:9/22-9/28
・活動場所: 宮城県石巻市福貴浦、鹿立浜
・プログラムでの活動内容
 ・牡蠣の出荷用の容器へのラベル貼り
 ・ワカメ漁に使う浮きへの屋号入れ
 ・牡蠣のとこあげ
 ・船のペンキ塗り
 ・倉庫掃除
 
ライター情報
・ライターの名前:中屋凜
・ライターの所属(大学名、学部、学年):長野高専 電子制御工学科5年
・ライターの写真:

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■本文

  以前から被災地へ行って被災地の現状や被災した方々の本音をききたい、と感じている一方で、見たくない、知りたくない、と思っている自分もいました。被災地の惨状や被災者の大きすぎる思いを受け止めきれる自信もありませんでした。しかし、学生生活最後の夏休みでなにか成長したいと思い、このプログラムにたどり着きました。一番惹かれたのは、ホームステイというところです。一緒に暮らす中で本音に迫れたらいいな、と感じていました。

 今回、私は鹿立浜で牡蠣漁とワカメ漁を行っている漁師さんにお世話になりました。鹿立浜とお隣の福貴浦では津波の被害をもろに受け、まだ新しい家が建ち揃っていないため、私は福貴浦に派遣された2人と福貴浦会館で共同生活をすることになりました。
2人の漁師さんにお世話になった私たちでしたが、オフシーズンだったこともあり、2つの浜を行き来し、ほとんどの作業を3人で行いました。

一週間で行った作業はどれも思い出に残るものとなりましたが、牡蠣のとこあげと船のペンキ塗りはとても印象に残っています。
牡蠣のとこあげは、沖に沈められている、牡蠣の稚貝のついたホタテの殻を浅瀬に移動する作業です。この作業をすることで、干潮を耐えられる強い牡蠣だけが残ります。牡蠣の稚貝はとても小さく、これが大きな牡蠣に育っていくなんて信じられませんでしたが、こうした作業の積み重ねが美味しい牡蠣を生むのだと感じ、食べ物のありがたみに改めて気付かされました。

船のペンキ塗りは、貝や海藻がついた船の底を掃除し、ペンキを塗りました。ペンキは乾いてくるとむらが出てきたりして、うまく塗るのが難しかったです。また、これまでは船の底のラインは模様だと思っていましたが、この作業をすることで船のスピードが上がったり、燃費が良くなると聞き、驚きました。

私の中では、“漁師=毎日海へ”というイメージがありましたが、毎日海に行くわけではなく、丘で準備をしたり、仕事の合間に釣りをしている方もいるほどで、驚きました。

 震災から5年半がたち、受けた印象は思ったより復興している、ということです。日常生活は問題なく、浜の方々もいつも笑顔で明るく接してくださいました。しかし時々、 “津波を恨んでいる”など本音も聞くことができました。一方で、“今となってはいい思い出”“津波があったからこそ”ということをおっしゃる方々も多かったのが印象的でした。

“みんな社長。でもみんな家族。”

お話している中である漁師さんがおっしゃっていた言葉です。それぞれが自分の船を持ち、漁をする。しかし、いつでも助け合い、支えあう。
私がお邪魔している間も通りかかれば声を掛け合い、誰かが作業していれば手伝う姿がありました。また、全くの初心者がやるよりも自分たちで作業したほうが速いのに、私たちがやりたいといえば丁寧に教えてくださいました。また、作業をしていれば自然と浜の方々が集まってきて、たくさんのお話をしてくださったり、とれたての海の幸を分けてくださいました。

震災があってよかった、とは決して言い切れませんが、震災がなかったらこの出会いも経験もありませんでした。このプログラムを通して、報道の情報が全て正しいわけでないということを肌で感じました。

被災地へ行くというのは少しハードルが高いかもしれませんが、一度足を運べば、きっと被災地が大切な場所に変わると思います。私も今では、なんで今まで足踏みしてたんだろう、と思うほどです。

お互いが認め合い、支えあい、お互いを思いやる。そんなことを当たり前にできる浜の方々がとてもかっこよくて、私もそんな人間になりたいと感じました。

浜から帰りたくなくなるくらいこの浜が大好きになりました。本当に参加してよかったです。
今回得たものを糧に、もっともっと大きくなってまた浜の皆さんに会いに行きます。

浜の皆さん、共同生活をしたふたり、ピーセンのスタッフさん、本当に最高の1週間をありがとうございました。

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