振袖は不吉!?新成人の日

振袖や華やかな髪型で祝うイメージの強い成人の日。振袖や髪型の由来や、成人の日の意味、知っていますか? 2016.01.09

プロフィール

ライター内海潤也

一月の第二月曜日は成人の日。

といっても成人の日は、全成人のための日というよりは新成人のために設けられた日。なので新成人の日。
「おとなになったことを自覚し、自ら生き抜こうとする成年を祝い励ます日」として法律で定められているから厳密には全成人のための日なのだがそんな感覚はない。未成年の日がないのだから(「自ら生き抜こうとする準備をしている未成年を祝い励ます日」なんてあってもいいと思う)きっと成年になる節目としての祝日なのだろう。
ポイントが少々ずれているかもしれないが、国民の祝日は法律によって定められているということに改めて驚きを感じる。国家は時間に関与しているという事実(労働時間の規制とか国際時間とか週制度とか)は国家公務員以外の方は忘れがちなのでおとなの自覚とともに自覚しておこう。

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参照:Amazon

しかし新成人のための式=成人式がこの日に日本全国一律で行われるかというとそうではない。青森県や岩手県や新潟県の豪雪地帯は、成人式をゴールデンウィークや夏に執り行う。
このような配慮は成人式よりも入学試験により必要であると思うのだが、入学試験は時期をずらして行うわけにもいかないから致し方ないのかもしれない。
夏は暑いし台風の脅威がある。春や秋では花粉症の人に不利。入試は案外冬が適しているのかもしれない。これは豪雪地帯に住んでいない者の感覚なので(と言っても東京は雪が降ると交通機関が簡単にマヒするので安穏としていられるわけではない)ご了承いただきたい。
ちなみに千葉県浦安市の成人式はディズニーランドで行われるらしい。ピーターパンの心境を伺いたいものである。

成人=成年者=20歳以上という定式は世界のどこでも成り立つわけではなく、アメリカでは21歳以上であるし(州によって異なる)、ヨーロッパ・中南米・アフリカの多くの国では18歳以上、プエルトリコとハイチでは14歳以上。
日本の中でも例外があり天皇、皇太子、皇太孫は18歳で成年となる。天皇や皇太子には選挙権が与えられないし私有財産権も制限されているし、彼らが成年になるとはどういうことなのだろうか。謎。
去年(2015年)に公布され今年の6月19日から施行される改正公選法によって、選挙権が与えられるのは18歳以上になる。これにより240万人の有権者増。しかし飲酒・喫煙・賭博が認められるのは20歳以上のまま。20歳対象に開く成人式の意味が若干怪しくなる気がする。飲酒・喫煙・賭博の世界へようこそ。

「成人式」とgoogle imageで検索すると振袖を着た女性の写真ばかり出てくる。

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参照:ぱくたそ
モデル:河村友歌

明らかに歪なジェンダーギャップがあると思うのだが、振袖とヘアースタイルと成人の関係とはなんなのだろうか。
ヘアースタイルの変化と通過儀礼というものは断髪や髪上など、明治以前に成人になる節目に行われていたので関係があるのかもしれない。
一方、振袖を着る儀式的意味としては厄払いや清めの意味があるらしい。元々振袖の「袖を振る」という行為は男性からの求愛の返答として意味を持っていたようで、袂を左右に振ると「好き」で、前後に振ると「嫌い」という意思を示したようだ。現在の恋愛関係の不成立を「振る」とか「振られる」という動詞で表すのはこのためだそうだが、左右も前後もおかまいなしである。
なんだか不吉な意味しか残っていないような気がするのだが、今年も成人式で振袖を着る女性が多いのだろう。「厄払い」とはこのことなのだろうか。ヘアースタイルの変化といい含みが多いと感じるのは筆者だけであろうか。

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