やった気のボランティアではなく、本当に求められていることに応える事ができる。

◆活動報告:大野さん(神戸薬科大・6年)

参加プログラム: DSP15期
参加日程:2013.8.9~8.11
活動場所:宮城県石巻市
活動内容:行方不明者捜索
             現場復帰
             次回参加者用の道を作成

 

今回参加したいと思ったきっかけは、2点あります。
1点目は自分が東北のことについて何も知らないことに気がつき、東北の事をもっと知りたいと思ったため。
2点目はそこで自分に何ができるかを考えたいと思ったためです。
正直、私はこのような動機で東北へ行かせてもらって良いのかと、とても悩みましたが、現地で活動している瞬間はそのことだけに全力を注ぐと決め、向かいました。

今回活動させてもらった場所は石巻市北上町十三浜という場所です。
クレーンやショベルカーなどの重機が入れないような海岸の石を、人の手で一つ一つどけていき、行方不明者の遺骨がないかを探していきました。炎天下の中の活動で、とても熱く、集中力が途切れそうになる場面もありましたが、スタッフの方が20分に一度休憩を挟んでくださったお陰で、集中力を維持できました。

今回の日程で4本の遺骨が見つかりました。
行方不明者は未だに2600名を超える数がいるそうです。しかし、日が経つにつれて震災が皆の意識から薄れていっている気がします。これからも皆が忘れないようにするために、私自身の経験を友人に話し、ぜひ現地に行ってもらいたいです。

作業終了後、ボランティアセンター(宿泊施設)でDSPの代表や、被災者の方からお話を聞くことができたことも良い経験でした。ネット、テレビ、本、SNS、様々な所から東北の状況を今は知ることができます。しかし、実際に現地の方から直接聞くことで、本当はどういった感じだったのか、どれほど辛い思いをしてきたのか、その時の状況がよりわかるはずです。私は話を聞かせてもらい、涙が止まりませんでした。
最後には、被災者の方に抱きしめられ、逆に励ましていただきました。

東北の外観は他の所とあまり変わりません。しかし、行方不明者が多数いる今、他の町と同じとは言えないと思います。
DSPの活動に多くの方が参加することで、やった気のボランティアではなく、本当に求められていることに応える事ができると感じました。
ぜひ、皆様も参加してみてください。

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