少しでも被災地に思いを馳せ、ボランティアに興味を持ってくれたらと思う。

◆活動報告:矢羽々さん (法政大・1年)

参加プログラム:YF3×陸前たがだ八起プロジェクト×NICCO 15期
参加日程:2013.8.23〜8.26
活動場所:陸前高田市モビリア仮設住宅
活動内容:個別訪問、広報配り
     花壇・階段脇の草取り
     お茶っ子など住民の方々と交流

高校2年生の時、私がNew Zealandへ語学留学している間に東日本大震災が起こりました。
3月11日の現地時間夜7時過ぎ、留学先の校長先生からの電話で、東北で大きな地震があったと知らされたこと。
向こうには[震度]という概念が無くて、どれくらい大きい地震なのか分からなかったこと。
ホストファミリーがあまりのマグニチュードの大きさに愕然としていたその表情。
あの時すぐには何が起こったか分からなくて、受け止めきれなくて、成すべきことが全く思いつかなくて、不甲斐なさを感じたこと。
2年半経った今でも、実際に被災地へ行ってみると最近のことのように思い出されました。

活動内容を一言で表すとすれば、「岩手県陸前高田市最大の仮設住宅団地モビリアで、被災者の方々がより良く暮らすためにお手伝いをする」でしょうか。仮設住宅の運営というのは、都会暮らしでは想像できない大変な部分が多くあります。
住民の日常生活に関する悩みや不安の声を拾い上げたり、自然が多い敷地内の草むしりをしたり、仮設住宅内で開催されるイベントの手伝いであったり。参加してみると住民の心に寄り添うことができ、他のプログラムよりも充実した4日間が送れたのではないかと思います。

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今回伺った仮設住宅の住民の方々は、私たち以上に“実感”としてこの震災を体験していらっしゃいます。通っていた学校、勤め先、自宅や親戚・友人の家、思い出の喫茶店、旦那さんや奥さんと初めてデートした海岸の松原、それらがすべて津波に飲み込まれてしまったことがどれほどツラいかは行く前から想像に容易いことでした。
ですが、住民の方々はそれでもなお陸前高田のことをとても愛しています。
陸前高田だけでなく仮設住宅で地域の復興を願う全ての人にとって、たとえ思い出が津波に飲まれても、道端にまだ瓦礫が多く残されていても、放射性物質が降ってこようとも、町は唯一の帰る場所なのかもしれません。
そんな中で、被災者の方々の心の傷を少しでも癒すことができたとしたら、少なからずお役に立てたとしたら、と考えるととても嬉しいです。

様々なことに気付くことができ、充実した時間を過ごせたのは私一人では無理でした。
Youthの皆さん、NICCOさん、八起の方々、そして15期のメンバー、関わった全ての方々の想いがあったお陰です。本当にありがとうございました。
ここには書ききることのできないたくさんの人々との出会い、経験、感じたことの全て、この財産を生涯大切にしていきます。

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そして最後に、これを読んでくださった全ての方が、少しでも被災地に思いを馳せ、ボランティアに興味を持ってくれたらと思います。
被災地ではまだまだ学生の力を必要としています。今だからできることを、Youthで探してみませんか。