アイキャッチ編集②

AKB48 岩田華怜さん part.2

宮城県仙台市出身の岩田華怜さんへのインタビュー第2回です。今回は、復興への想いや東北のいいところ紹介、またCM出演をした際のエピソードもお話していただきました。 2015.03.15

プロフィール

Interview for 3.11 vol.7

宮城県仙台市出身。中学1年生のころから、AKB48の研究生として活動を開始。現在、チームAに所属し、学業と芸能活動を両立しながら活躍する、16歳の現役高校生アイドル。

これからの復興

―現在はチームAで活躍されています。もちろん東北にもライブなどで行くことがあると思うのですが、東北の地域と、それ以外の地域の方で「復興」にたいしての認識とか意識の違いを感じるときはありますか?

そうですね。メンバーはもちろんそうなんですけど、特に東北にゆかりがないメンバーやファンの方ほど、すごく心配してくれて、気にかけてくれているんだ、って感じます。久しぶりにお会いするスタッフさんとか、ファンの方とかも「故郷のほうはどう?」って聞いてくれたりして、本当にみんな優しいなって、本当に気にかけてくださっているんだなって思います。
でも、変な言い方かもしれないですけど、被災したと言われる東北の人は、自分の体験したことなので、すべて経験上の記憶に残っているし、もう4年経ちましたから。
私も東北に何度も足を運んで取材などをさせて頂ける機会があるんですが、「“被災者”っていう呼び方はあまり嬉しくないのよね」っておっしゃる方がすごく多いです。
私には、東北の人は復興に向けてとても前向きで、どんどんどんどん未来に向かって歩いて行っている人が多いように感じられます。でも被災をしていない方たちはずーっと”東北=被災地”っていう思いが強いのかなって。もちろん被災地は被災地ですし、風化させたくないっていうことをずっと言って来たので、それは本当にありがたいことです。
でも、大変だったね、かわいそうだね、っていうよりは、これから頑張ろうねとか、はやく元に戻るといいねって、そういうふうに前向きにとらえてもらえたらいいんじゃないかなって思ったりもします。

―復興に向かっている方々を応援する形として復興カレンダーで活躍もされていました。ナビゲーターが決まったときにどのような思いで努めていこうと思いましたか。

まずもう、これは凄いことだぞって思って、家族中に知らせたら、特におばあちゃんなんか泣いて喜んでくれたんですよ。
1分間だけですが、冠番組ということで、本当にいいんですか?っていう気持ちもありました。でもこれも、私にしかできないことなのかなって思って、ここはしっかりと東北の現状であったり、東北の方々の想いであったりを私が代弁して全国へ発信していかないといけないなって思うようになりました。
今は特番として何か月かに1回だけ番組をやらせてもらっているんですが、今月(2015年2月)も放送があったんです。そういうときに被災地に行って取材をしていると、私の中でも原点というか初心というか、心の軸が戻るんです。
悩んでいたりとか行き詰まっていたりしていても、やっぱり東北に住む方々と触れ合って、故郷の空気を吸うことで、私がするべきことはこれだっていうのが、真っすぐ見えてきます。
やっぱりそうやって定期的に東北のほうに行かせてもらえることは本当にありがたいです。そして少しでも多くの方に、番組を通して私から東北のことが伝わっていれば、それでもう私は幸せですね。

―東北の方のブログをたくさん読んでいて、とても前向きなものがたくさんあったかと思います。皆さんのブログを読んで、どのようなことを感じましたか?

東北人ってシャイだし、引っ込み思案で人前に出るのは照れくさいなって思う人も多いんですけど、本当にハートが熱いんです。
東日本大震災があってから、私が思うのは、たぶん、みなさん一生消えない傷もあるのだろうなってことです。きっと辛かっただろうし、もちろん今でも思い出すこともあるでしょうし、何を希望に生きればいいのかわからない、っておっしゃっていた方もいましたから。
でも、そういう辛い日々の中で、復興カレンダーでのブログを通して、自分が今、楽しいこととか夢中になれることとか、今日楽しかったこと、楽しみなことを書くことによって、明日も頑張ろうって思ってくれているんじゃないかなって、そうだったらいいなってすごく思います。
『明日へ1min』っていう番組タイトルなので、明日への意味を込めて、皆さんからのも明るい内容ばかりです。
でもたまに、「自宅跡地に行ってきました。」とかの記事を見ると、やっぱりそうだよなあと思ってしまいます。このブログだけを見ていたら楽しそうに見えるけど、本当はきっと心のどこかで、寝られない日もあるだろうし・・・っていうことをすごく考えてしまいます。
だから皆さんに会いにいけるときは、なるべく色々なお話を聞いて、コミュニケーションをたくさんとることを心掛けています。本当にとても明るい方が多いですね。
とくに私が取材させていただいた方々はみんな、本当に今を楽しんで、明日が来ることにみなさん感謝している方ばかりだっていうことが印象に残っています。

編集B

―岩田さんもたくさんの方々と逢って勇気をもらって帰って来られるのでしょうか?

そうですね。「私が元気を届けに行きます」って言っているのに、ほとんど毎回のように私が元気をいただいて帰って来ています。
復興カレンダーでお会いした人は、みんな記憶に残っているし、一人一人に頂いたお言葉とか、かんばってねって言ってくれたこととか、全部覚えているし、それが私のエネルギーとなっています。やっぱり私の活動源というか、元気の源っていうのは故郷にあるんだなって思います。

ここからの未来、私の夢

―先日岩田さんのブログを拝見させていただいたら、「仙台に戻ったから萩の月のCMポスターを撮ろうと思ったら無くなってたー」などと書いてあって・・・

そうなんですよーバレンタインシーズンだからって。いや、残しといてよってね(笑)

―そんな故郷の銘菓、萩の月のCMに抜擢され宮城県内で放送されています。出演の際のエピソードはありますか?

菓匠三全さんのあのCMも、キャッチフレーズは0歳のころから聞いているフレーズで、東北人、仙台人にとっては菓匠三全の萩の月って本当に有名なお菓子なんです。
だから本当にありがたかったですね。家族みんなで喜んでくれました。みんな必ず「差し入れやお土産は萩の月!」っていうくらい親しみがあります。
CMで自分が育った街、仙台の市内をバックに撮ってもらったシーンがあったんですが、そのときに仙台の街を見ていてすごくジーンときました。女優になるっていう夢もまだまだだし、叶えるための道のりは長いですけど、でも、ここまで長かったようで短かったなって・・・あのCMのときに思いました。

―ご自身が12年間過ごしてきた仙台、宮城県がとても好きなのだろうなってことが伝わってくる、とてもきれいなCMですよね。ぜひ、そんな仙台や東北のすてきなところを、岩田さんから紹介していただけますか?

今思えば、仙台は本当に住みやすい街だと思います。12年間暮らしていた当時は、もちろんそんなことはあんまり考えたことはなくて、むしろ私はどちらかというと「東京っていいなあ」って思っていたタイプでした。
でも今考えると、あれだけ住みやすい街ってなかったって思います。それはなんでだろうって考えたんですけど、やっぱりのどかだし、緑も多いですし、空気が綺麗なのかなあ。
なんか基本的に、本当に、まあ故郷だからっていうのが大きいですが、安心するというか、やっぱり仙台とかに帰る機会があればなるべく長くいたいから、「次の日は休みですか?」って聞いて、実家に泊まって次の便で帰ることも多いです。仙台に限らず東北はお米もおいしいし、海鮮もおいしいですしね。
私、福島の桃が大好きなんです。今でも必ず福島産の桃を取り寄せたりしています。
震災があってから、農業ができなくなっている方々もたくさんいらっしゃいました。それでもなんとか立て直して、いま野菜とか果物とかを一生懸命育てている方がたくさんいます。販売しているってことは安全ってことなので、安全でおいしいんだよってことを知ってほしいなって思いますね。
だから私は必ず桃を食べるときは「福島の桃です」って言ったり、その写真をブログに載せたりしています。でも、そうすると必ず「大丈夫?」って言ってくる人がいるんですよね。「大丈夫だし、おいしいから食ってんねん」なのにね。(笑)
むしろおいしすぎて、私、桃なら絶対福島産!です。本当に美味しいです。ほかの東北の食べ物もみんな美味しいし、ぜひたくさんの方に東北に行って素敵な景色を見て、東北の美味しいものをたくさん食べてほしいです。
それが復興につながっていくと思うから。

編集D

―先ほど、女優さんになるのが夢だとおっしゃっていました。最後にひとつお聞きします。震災当時、「今、私たちが生きている今日は、なくなった皆さんが生きたかった今日です。」というコメントをされていました。そんな今を生きる岩田さん自身のこれからの目標や夢を教えください。

AKB4848に入って5年目になるのですが、2014年は舞台を一本やらせてもらうことができ、自分の夢に近づけているのかなっていう実感が湧いた1年でした。
私は、ずっと舞台女優になるのが夢で、AKB48に入った時も「将来の夢はブロードウェイに立つことです!」って言ってオーディションを受けたくらい舞台が好きです。だから、去年は自分の夢への一歩を踏み出せたような気がします。
一人での仕事も増えたこともあり、東北に行くお仕事も多いので、嬉しいことですし、とてもありがたいことだって思っています。今年も自分にできることがあれば、どこへでも行って、なんでも挑戦したいと思います。
また、ドラマとか映画へも挑戦していきたいですね。実は、映画のオーディションを受けたことがあり、去年、本当にちょっとだけですが、映画にも出演することができました。今年もさらに何か新しいことにも挑戦したいし、自分からも発信できたらいいなって思っています。

―ご自身の将来についてしっかり考えていて本当に素晴らしいですね!これからも夢に向かって進んでいってください。今日は本当にありがとうございました。

インタビュアー:運営メンバー広報担当 池田春奈
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