表記一つでイメージが変わる〜河童の話〜

漢字の表記が違うだけで、同じ音でも全く別の意味になることが多々あります。今回は筆者がYouth for 3.11のプログラムで訪れたことのある岩手県遠野市に関連して「河童」を例にイメージについて考えてみました。 2015.11.13

プロフィール

ライター:内海潤也

個人的にYouth for 3.11のプログラムを通して行ったことがあるのがYouth×遠野まごころネットなので遠野の話。というか河童の話。

かっぱ、カッパ、河童。

これらの内でどの表記が一番しっくりくるのだろう。ひらがなでは「喝破」(*1)が想定されるし、カッパは雨合羽を連想させるから、皿を頭に乗せた緑色の生物を表すためには漢字が無難であるように思える。

*1【喝破】①大声でしかりつけること。②物事の本質を明言すること。
参考:コトバンク「喝破」

河童といえばしりこだま(*2)––こんなものが体内に存在していなくてよかった––を食べる皿を乗せた緑色の生物というイメージがある。

*2 【しりこだま(尻小玉)】人間の肛門内にあるとされた架空の臓器で、これを抜かれるとふぬけになると言われている。河童は捕まえた人間のしりこだまを抜き食べたり、竜王に税金として献上するという伝説がある。
参考:Wikipedia「河童」

かっぱ イラスト 2

「カッパ巻き」があるから緑色というのが重要なのだろう。しかし、「カッパ巻き」は魚臭くなった口の中をさっぱりとさせるたみに締めで頼んでみてもよいが、「河童巻き」はどのタイミングでも頼みたくはない。新鮮な河童ほどご飯と海苔で巻いて欲しくはない。炙りならそれと気づかないで食べれてしまいそうだけど、河童は妖怪に一応分類されるので、食べるにしても火を通して欲しいものである。ウサギもカンガルーもワニも食べるんだから火を通すなら河童だって食べてもいい気がする。

「カッパ巻き」とは逆に、鉄火巻きはテッカ巻きにすると頼む意欲を減じさせてしまう。テッカテカという擬音表現と寿司は合わない。寛平巻きの場合はタレントの間寛平を想起させるのでやはりカタカナの方がよい。

はい、嘘です。カンピョウは干瓢と書きます。それでも干瓢巻きよりはカンピョウ巻きの方がしっくりくる。

ちなみに遠野駅前の河童は緑色でもなんでもない。

遠野駅の河童

何が言いたかったかというと、表記によってイメージがかなり違ってくるという話。

となるとイメージを変えたければ表記を変えてみるのもひとつの有効な手段なのではないか。何を隠そうここに載せられている記事は「ボランティア」の「慈善活動」的イメージを拭うために書かれているのだ。

「暮乱輝ぃ蛙」。暮れに乱闘騒ぎを起こす輝きの強いカエル。大分イメージが変わる。慈善活動もへったくれもない。不思議と河童に近い。

「母蘭涙」、母オランダで泣く。もうイメージが違うというより内容が違う。まぁ「暮乱輝ぃ蛙」もそうなんだけど。

湯~酢麩ぉ~三店位置違地。行きつけの湯酢麩を出すお店の位置が変わりました。湯酢麩ってどんな食べ物なんでしょう。

漢字文化圏において表記はとても大事なようです。変換ミスには気を付けないと。「殺陣」と「殺人」を間違われたら大変だもんね。「震災以降」と「震災遺構」も結構大変。

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