困ったときはお互い様

◆活動報告:築地さん(都留文科大・3年)

参加プログラム:東災ボ大島 16期
参加日程:2013/11/20-11/23
活動場所:伊豆大島
活動内容:泥出し・荷物整理

 

今回プログラムに参加したきっかけは伊豆大島へ行ってみたいという好奇心からです。台風26号による被害はニュースで見ていましたが、それは直接的な理由ではありませんでした。動機が不純だったかもしれませんが、お許しください。

島に到着すると、三原山の中腹程度から山肌がえぐられているのが見えました。大雨による土砂崩れの跡です。自然の力の大きさを強く感じました。作業現場に近づくにつれ、土砂災害の被害を受けぐちゃぐちゃになった街の様子が見え始めましたが、以前別の団体から東日本大震災の瓦礫撤去作業に参加したことがあり、倒壊した建物を見ることには慣れていました。

現地では大まかに言って片付け作業をすることが多かったです。泥の掻き出しや、土砂にまみれた荷物の移動などです。学生の僕から見て、作業はスムースに行えたと思います。周りは初めての方ばかりでしたが、社会人の方々に混じり、リーダーのもと効率的な作業を行えました。活動を通して、今自分がやるべきことは何なのか強く意識させられました。

次に現地で感じたことを三つ挙げたいと思います。一つ目は、島民の方々が僕たちを歓迎してくれていたことについてです。ボランティアの人間が活動しやすいように食べ物飲み物を手作りで用意してくださっていて、活動へのモチベーションも高まりました。まだまだ苦しい状況の中でしたが、人々の温かい心がとてもうれしかったです。

二つ目も伊豆大島の人々についてです。活動を通して、ボランティア参加者の中には島民の方々も多く含まれていることを知り、地域の輪の強さを感じました。島という環境で内部のコミュニティが強く構築されており、「困ったときはお互い様」の精神が根付いているのだと思います。

三つ目は、活動後、御神火温泉に行った時の話です。サウナに入っていると後ろから地元の方々の話が聞こえてきました。内容は台風被害にあわれた方々についてでした。その話を聞いているうちに、徐々にリアリティを持って自分の中に入ってきました。何気ない話でしたが、だからこそ現実的に捉えることができました。この人たちは台風で実際に近所の人を亡くしていると実感し、親近感までわきました。それまで、ニュースでしか見たことがなかったため、この気持ちの変化が僕にとって一番大きなものだったと感じています。

最後に、今回活動に参加することができてよかったと思っています。上に書いたように自分の中で感じたことや変化があったからです。これからどうしていくか何も決まっていませんが、この活動を今後に活かしていけたらと思います。この機会を与えてくださったyouth for 3.11の皆さんに感謝しています。ありがとうございました。