ボランティア活動自体はハードルが低い

◆活動報告:戸田さん(広島大・院1年)

参加プログラム:東災ボ大島 7期
参加日程:2013/12/15-12/21
活動場所:伊豆大島
活動内容:泥出し・資材の片付け・交流会参加

 

参加した理由は伊豆大島の現状を知り、ボランティアがどのような活動をしているのか理解すること。人とのつながりを大事にしつつ、自分自身の成長を実感できる活動をするためです。

到着後、最も被害の大きい元町地区へ移動し被災状況を見ました。山を見ると2カ月たった現在でも土砂が流れた状況が生々しくうつり、当時の被害を想像すると鳥肌が立ちました。しかし、行く前まで島全体が被害を受けていて行けないと思っていたのですが、局地的であることからそのイメージが払拭されました。
1ヵ月前に活動された方は泥だし等力作業がメインだったそうですが、しだいに需要が減少し、住民の方とお話をしてストレスを軽減する活動の需要が高まっていることを知りました。私は瓦版を配布するために一軒一軒お宅にまわったり、住民交流会“あいべぇ”に参加することでたくさんの方とお話をしました。そこで特に印象に残ったことが同じ被災者同士でも保証金の差とか置かれた立場の違いとかで話しづらくストレスを溜め込んでいる方が多いということです。ボランティア参加前まで今までしたことがない私が行っても迷惑をかけるのではないか、役に立つのだろうかと考えためらっていました。しかし、島外から来るボランティアには話がしやすいそうで、話を聞いただけですが“気持ちが落ち着いた。ありがとう”と言われました。

また、活動初日から東災ボのトレードマークである赤帽と社協のゼッケンを身につけているだけで住民の方とすれ違うと“いつもありがとね”と言われました。今まで震災復興のため活動した方々の住民の方に対する信頼がものすごいことを知りました。

泥だしにも携わりました。作業をする上で2つ学びました。
1つ目は声だしがとても大事なこと。声を出し合うことで活気が生まれ、楽しくでき良いチームワークがとれるからです。また張り切りすぎて体調を崩す方も多くいるそうで、コミュニケーションをとることで予防することもできます。
2つ目は泥だしを早く行う理由が分かりました。泥にはたくさんの菌がいて、木材を腐らせてしまいます。そのため柱の近くの泥は丁寧に取り除く必要があります。また、菌が繁殖することで異臭を放ち住めなくなることも大きな理由の1つだそうです。

大雨・強風のため外での活動が中止となり、一日伊豆大島を知るため工場をいくつか見学しました。伊豆大島には椿や天然塩など少量でも品質の高いものが多く、牧場の牛一頭一頭に名前をつけており、説明をしてくださる様子から楽しく仕事をされている印象を受けました。また、富士山がとても美しく見え、大島にしか砂漠がないなど景色もとても楽しめる場所であることを知りました。

この活動を通してボランティア活動自体はハードルが低いことだと感じました。力持ちの人は泥だし、繊細な人は木材の周りの泥の除去、体の小さい人は床下に潜り泥を出すことができます。話好きは交流会で地域の方とお話をすることができます。ボランティアをする人ってすごいな。という思いは以前より強くなりましたが、≠なんでもできる人ばかりではなく、少しでも役に立ちたいという思いから一歩踏み出した人なのだと感じました。

今後は、伊豆大島のいいところ、ボランティア活動で学んだことを友人に伝え、ボランティアをしようという一歩の手伝いができたらと考えています。また、この活動で学んだ相手の事を思いやり話すことなどは日常生活でできるため実践していきます。南海トラフ沖地震により故郷である広島も被害を受けると聞いたため、もし近辺で被害が起きた場合率先してボランティアに参加したいと思います。