すべての人に出来ることがある

◆活動報告:大和田さん(埼玉大・3年)

参加プログラム:東災ボ大島 4期
参加日程:2013/11/23-11/30
活動場所:伊豆大島
活動内容:泥出し・消毒・家具等の清掃・屋内の清掃

 

「コミュニケーションの大切さ」そんな当たり前のことをこの1週間で感じることができました。私は、1週間現地で活動をしたのですが、最初の2日間ほどは作業しているお宅の方ともほとんど話すことができませんでした。「家の被災状況などを聞いてしまって良いのか」という戸惑いがあったためです。その時の作業は、庭の整地作業でした。しかし、元の状態がどのようなものだったのか、災害によってどのような状態になってしまったのか、以前のボランティアが入ってどのように変化しているのか…分からないことがあまりにも多く、次第に目的意識が下がってしまいました。私だけでなく、他のyouthのメンバーや社会人の方々もそのような悩みを感じていたそうです。

その晩の反省会で、先輩ボランティアの方にこのことを相談しました。すると彼からは「お宅の方と話してみればよかったのに。島の人たちは気さくに接してくれるよ」と教えてくれました。

それからは積極的にコミュニケーションをとるようにしました。島の方々、赤帽のメンバー、社協のスタッフさん…。たくさんの人と話をすることで、チーム間の意思の疎通もスムーズになりました。また、島民の方と話をすると、被災当時の写真や記録を見せてくれる方もいました。

スピード重視で黙々と作業をすることも確かに大切です。しかし、お宅の方々にとっては、自宅に知らない人がいて作業をしているのは、大きな不安がと思います。そんな時に「お母さん、こんにちは。今日もよろしくお願いします」など、ひと声会話をするだけで、不安も多少は解消されると思います。このようなことから、どんどん率先して笑顔で話しかけることは、若い大学生ボランティアに求められていることのひとつなのかなと感じました。

また、島での反省会で「女性ボランティアの役割」がテーマになりました。メンバーのうちの一人の女性が「重い荷物を運んでいると、男性ボランティアから手伝いますと言ってもらえる。自分もボランティアで来ている立場なのに複雑に感じてしまう」という意見が出たのがきっかけです。確かに、がれきの撤去のような作業は目に見える変化が大きいです。女性よりも男性の方が力は大きく、その現場で活躍できることも多いと思います。一方で、高さ30cmの床下に潜っての土砂だしは、大柄の男性には決してできない作業です。また、目に見える変化は少ないですが、屋内の家具の清掃等もあります。

「がれきの撤去」も「床下作業」も「屋内清掃」も「現地の方から求められていること=ニーズ」であることには変わりありません。そこに優劣などはなく、全部やらなきゃいけないことです。だからこそ、私は災害ボランティアに女性が必要ないとは決して思いません。むしろ老若男女すべての人にできることがあると感じています。

これから、大島での経験をたくさんの人々に話していきたいです。そして、「ボランティアがハードルの高いもの」と感じている人がいたら、「そんなことはない」と胸を張って言いたいです。現地を見て、たくさんの方と交流して、それを伝えていく。今後もこのこと忘れずにいたいと思います。

最後に、伊豆大島の一日も早い復興を願って、今回の活動報告を終了いたします。

関係者のみなさま、本当にありがとうございました。