実情を知りたいと思った。

「想像と現地の実状の差を埋める。」 9.11 阪神淡路大震災など様々な天災、人災について勉強し、ニュースでしか知り得なかった現在復興途上にある 東北について自身の目で見て知りたくなたとのこと。 2014.11.23

プロフィール

遠野まごころネット62期| 京都大学2年 石井達規さん

今までニュースでしか知り得なかった東北についてもっと知りたい、このまま他人事のまま終わらせたくない そのような思いでボランティアに参加した石井くんが現地で感じ、考えたこととは。

◆活動報告:石井達規さん 京都大学工学部・2年)

参加プログラム:遠野まごころネット第62期
参加日程:2014/01/09~12
活動場所:岩手県遠野市、陸前高田市
活動内容:寄付品運搬、瓦礫選別、在庫整理

 

「想像と現地の実状の差を埋める。」

これは、私が出発前の事前研修において定めた、本活動におけるテーマでした。以前から私は国内の震災よりも途上国支援などに関心が有り、東北について知っていたことはニュースなどごく一部に限られていたものでした。そんな中、大学のプログラムで、「災害からの復興」において阪神淡路大震災、アメリカの9.11などについて詳しくなるに連れて現在起こっている東北大地震の復興に強く興味を抱き、ニュースなどの二次元の情報に頼るのではなく直接訪問してみようということになりました。

活動を通して

初日は、以前とある企業がまごころネットさんに寄付されたたくさんの御菓子を、陸前高田市社会福祉協議会へ届けました。その活動の際に、まごころネットのスタッフさんが、この企業の行為は善意によって行われたものだろうが、実際に被災地の家庭へそれらが届けられれば、そこで営業を再開している商店の売り上げに大きな悪影響を及ぼすとおっしゃられました。実状を把握していない「想像」に基づいた支援をするがゆえに、良かれと思ってしたことが裏目に出てしまう事例を、私は目の当たりにしたのです。その日はそれから、数カ所を見て回りながら、陸前高田市及び大船渡市沿岸部の被災•復興状況についての説明を、まごころネットのスタッフさんからして頂きました。

二日目は、陸前高田市の古川沼のそばで、未だに行方不明となっている方々の人骨や髪の毛などを見つけることを目的とした、瓦礫の選別作業を行いました。この日の活動は、調布市と日本HP、さらにマニュライフ生命のボランティアさんも加わって実施されました。11時頃に活動場所到着後、1時間のお昼休憩と二度の10分休憩を挟んで、3時頃まで活動しましたが、残念ながら目的物が見つかることはありませんでした。震災は多くのものを奪いますが、やはり一番に守られるべきは人命だと改めて強く思うき機会になりました。被害にあってから後悔することのないように、普段からいつ起きてもおかしくない災害に対して、備えておこうと思うきっかけになる一日になりました。

ワードプレス写真3

 

三日目は、まごころネットさんが本部で販売されているTシャツの在庫整理をしました。その後は、二時間近くスタッフさんに、自分が二日半活動してきた中で疑問に思ったことや尋ねてみたいと思っていたことを質問させて頂きました。たくさん貴重なお話が聞けたのですが、その中でも、財政難など苦しい状況があっても絶対撤退せず、一つ一つできることをやっていくのだと熱く語ってくださったことがとても印象に残っています。

 

ワードプレス写真1

 

活動を終えて

岩手県から京都に帰って来て、初めに感じたのは、自分の生まれ育った町が今日もこうして存在し、そこに友人や家族に囲まれた平穏な生活があること、そのことへの愛おしさでした。それと同時に、特に意識して震災に関心を持ち続けようとしない限り、被災地での人々の苦しみや困難も日に日に他人事になってしまい、また前の自分のように、被災地のことを自分の「想像」で片付け、自分と直接関係ないことと思うようになってしまうのではという恐怖も感じました。
しかし、震災は日本各地で起き得るのですから、他人事ではなく常に当事者意識を持ち続けなければと思います。実際に被災地に行くということは、何か被災地のためにするということだけでなく、そもそも自分の震災に対する甘い考えを改めるきっかけになるのです。自分の目で見る被災地の風景や匂い、被災者との交流は自分を圧倒するほどとても印象的なものでした。

 
 

こうして活動や実際に被災地を見たときのことを振り返ると、私の掲げたテーマはまだまだ達成されていないなとつくづく思います。これからも現地の実状を知り続けることで、復興とは何なのか、どうやって進められるべきなのかということを少しでも学べたらと思います。それと同時に、小さなことでもできることからやり続けることで、被災地の復興に微力ながらも携わっていきます。

 

 

ワードプレス写真3

 


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