「不安」を「自信」に変えたもの

「何か自分の中で得られるものがあればいい」、参加前はそんな漠然とした意識だった竹生さん。でも、活動後には「このプログラムに参加してよかったと胸をはって言える」と気持ちの大きな変化がありました。竹生さんを変えたものとは…? 2014.12.11

プロフィール

雄勝学校再生プロジェクト2期| 名古屋大学1年 竹生知世さん

雄勝学校再生プロジェクト2期は2014年9月8日~9月10日の間、石巻の旧桑浜小学校で活動しました。

「不安」から始まったボランティア活動

私がこのプログラムに参加したいと思った理由は、メディアが報道する東北が本当に正しいのか知るためでした。ですが、実際には、久々に会った友達とたまたま東北の話になり、めずらしく東北を見てみたい、という思いが一致したので「夏に東北に行こう!」とその場の勢いで約束をしたから、というのが現実でした。そのときは半分本気、半分冗談という感じでした。参加するプログラムを決める際も何度も日程などで挫折し、無理だね、となっていました。そして本当に偶然このプログラムなら日程があって、楽しそうだから、という理由で雄勝へ行くことになりました。つまり、私はこのプログラムに参加した理由が明確に無かったのです。何か自分の中で得られるものがあればいい、そんな漠然とした意識で参加していました。かっこいいはっきりした意識なんて正直なくて不安でした。

 

タクシーから見た”被災地”

いざ約三日間プログラムをして印象に大きく残ったエピソードは二つあります。一つは、タクシーで駅から現地へ送ってくれた時のことです。ある一面草原のようなところを通りました。しかしタクシーのナビ上には公共施設や住宅地があることになっていました。不思議に思った瞬間、運転手の方が教えてくれました。その地域は昔住宅街だったのですが、津波で全部もっていかれていたのです。衝撃でした。もともと草原だった、まだ開拓されていない地にしか見えませんでした。そこへ行くまでの石巻駅周辺はかなり復興されていたので、そこで初めてテレビで見た津波の風景がほんとにここであったのだ、と感じました。

竹生さん2

 

気持ちを変えた現地の人の声

二つ目は、小学校改修作業のお知らせを地元の人に配った時のことです。ビラを配った際ある住人の方がおうちに入らせてくださり、お話をゆっくりする時間を設けてくださいました。ビラ一枚とは釣り合わないとても素敵なおもてなしをしてくださいました。たくさんのお話を聞かせてくれました。テレビで聞いたことのある話から、聞いたことのない話まで、いっぱいエピソードを話してくださいました。その中でその方はこんなことを話されていました。「この震災を風化させないためならいくらでも時間を割いてお話しする」「1人でも2人でも多くの人に震災のことを知ってもらって、もし他の地で同じような震災があったときにその人たちが少しでも多くの人の役に立ってほしい」その話を直接目を見ながら聞いて、とても胸に染みました。震災にあわれた方たちのこのような思いにしっかり答えないといけない、もっと正しい知識を増やして現実を知らねばならない、そういう思いがわきあがりました。

 

私はこのプログラムに参加してよかったと胸をはって言えます。そしてそのことがとても嬉しいです。このたった2日間のプログラム中に進んだ作業は全体のほんとにごく一部です。しかしそんな微々たる作業を通して私は言葉にはできない何かを得た気がします。目標を達成できたのです。もっといろいろなボランティアを体験して、多くの人とふれあって、意見を交換して、何度も現地をみないと、その何かは言葉にできない気がします。しかし本当に得るものがありました。

竹生1

東北に少しでも興味があるみなさん、ボランティアになんとなく参加したいなと思うみなさん、具体的に言えなくてもどかしいですが、きっと素敵な体験ができるはずです。ぜひ、参加してみてください。だって、勢いで参加した私でもとても価値ある時間を過ごせたのですから。

竹生さん3

参加してみたいと思った方はこちらまで!


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