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地元宮城のために行動したいと思った

みなさんは“閖上”という場所を耳にしたことがありますか?閖上とは宮城県名取市の沿岸部にある地域のことで、震災時に津波の被害を大きく受けました。そこにある復興仮設店舗“閖上さいかい市場”を私たちは訪れ、そこに店舗を持つお店の方やさいかい市場に関わっている方へお話しを聞き、この商店街の魅力を発信していきます。 2014.10.20

プロフィール

閖上さいかい市場 大友将矢

今回は、現在、さいかい市場のボランティア事務局としてさいかい市場と外から来たサポーター、地域の方々が一緒になって素敵なつながりつくれるように精力的に活動されている大友さんの声をお届けします。

―震災当日は何をされていましたか。

大学の近くにある中学校でボランティアをしていました。
そのとき、突然揺れがきたんです。
宮城県は昔から「いつか大きな地震がくる」と言われていたので、すぐにただ事ではないと感じて家族に連絡をとったのですが、母親以外、連絡がつかなくて。
それから数日間、家族みんなの無事が分かるまで、不安な日々でした。
本当に大変なことが起こってしまったのだと感じたと同時に、僕たちに出来ることとして、絶対にボランティアの力が必要になるのではないかと思いました。
もともと大学周辺地域でのボランティア活動や、NPO活動を行っておりましたので、これから必要とされるボランティア活動が、大まかにですが頭の中で想像できました。
被害材の運び出しボランティアをはじめ、子どもたちやご年配の方々との交流といった地域支援活動など、たくさんのボランティアが必要になると思いました。
そのためには、宮城と東京をつなぐ体制が必要になるだろうと思いました。

―頭の中のイメージをすぐに行動に起こそうと思えたんですか。

現地の状況を直接見たことがなかったので、正確なことは分りませんでしたが、地元である宮城に「帰らなくてはいけない」と感じました。
僕はその時、就職活動をしていたから、このまま社会人になって何もできなくなる前に何か行動しなくてはと思いました。
もともと留学やバックパックをしたいなとは思っていました。
そういう希望は持っていましたが、なんとなく休学するまでではないかなと。
でも、震災が起きて、「地元のために活動したい」という想いが強くなり、大学を1年間休学して実家に戻って活動を始めました。

―すごい行動力ですね。休学中はどのような活動をされていたんですか?

Team Tama Action Projectという東北支援団体を立ち上げ、毎週ボランティア募集を行い来てくれた学生のみんなと一緒に活動していました。

team tama

【写真】Team Tama Action Project での活動の様子

Team Tamaは、今でも後輩が引き継いで活動を続けてくれているんです。
(Team Tama Action Projectの詳細はこちら☞http://team-tama.jimdo.com/)
2011年は、新幹線が復旧した4月に実家に戻りました。
はじめは災害ボランティアセンターに登録をして被害材の運び出しボランティアをさせて頂きました。
活動を続けるうちに、仮設住宅や児童館などで地域の方々との繋がりをつくるボランティアが必要だと強く感じたのですが、まだまだボランティア募集がされていませんでした。
そのため、地元宮城でボランティアの受け入れ態勢を整え、東京からたくさんの方々に来て頂きたいと思い、Team Tama Action Projectを立ち上げました。
2012年は4月から大学に復学しましたが、毎週金土日で宮城に帰り、ボランティアを続ける生活を送っていました。
震災直後から休学して、また復学してからも精力的に活動していたんですね。

―ところで、閖上さいかい市場のことはもともと知っていたのですか?

仮設住宅で知り合った、写真屋を営む斉藤さんという方から「閖上さいかい市場で店舗を持つことになったから、遊びにおいで」とて言われたのがきっかけでした。
そこで初めてさいかい市場に行きました。 そこで初めてさいかい市場に行きました。

―今はさいかい市場に対してどんな取り組みをしているんですか?

現在は、季節に1度のイベント開催を行っています。
夏は盆踊り、秋は鍋祭り、冬は赤貝祭りなどのイベント開催を通じて、学生や社会人の皆様にもボランティアとしてご参加いただくことで、商店街・地域の方々・ボランティアの皆様が素敵な繋がりをつくり、楽しい空間に出来ればと思っています。

さいかい市場 お祭り

【写真】8月に行われた夏祭りの様子

―お話聞いている中で社会人になった現在でもお忙しいのにすごく精力的に活動されていて私だったら真似できる自信ありません。(笑い)
なかなか時間とか厳しくないですか。

宮城で活動を続ける前提で会社に入ったので、むしろ活動できないほうが辛いですね(笑い)
自分一人では何もできなかったと思います。
だからこそ、これからもたくさんの繋がりをつくらせて頂きながら、地元宮城で活動を続けていきたいです。

―本当に活動していることが好きなんですね。
この活動ってこれからも続けていくと思うんですけれど、続けていきたい理由って何ですか?

理由としては第1に、宮城が地元だったからだと思います。
地元じゃなかったらボランティアとしては参加したかもしれませんが、ここまで活動していなかったと思います。
また、ボランティア活動を通じて、「ボランティアさんに来てほしいな」という想いや「ボランティアをしたいな」という想いが繋がることは、とても大きな力になるのではないかと感じました。
現代社会において人と人との繋がりが薄れ、少子高齢化や孤立化といった色々な問題が進む中で、このような問題を解決する1つの手段として、ボランティアの力が大きく働くのではないかと思っています。
もう一つの理由は「楽しいから」。単純に何かをさせて頂くだけではなく、それぞれの想いがマッチングしてみんなが繋がっていく感じが大好きだからだと思います。

ボランティアって楽しいから続けられるんですよね!

より一層人と人とのつながりのすばらしさというもの感じました。

大友さんありがとうございました。


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ライター: 渡辺 可奈子

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