やってみました!「三陸鉄道貸し切りツアー」

この春、ひとつのアクションが起こりました。 Youth for 3.11のプログラム参加者の方が、東京に戻ってきて間もなくマイプロジェクトを立ち上げ、総勢26名の学生・社会人を連れて再び東北へ。 その名も「三陸鉄道貸し切りツアー」! あの『あまちゃん』のワンシーンを思わせる題名からして興味をそそります。そんな面白い話、ほっとけるわけがない!! ということで、会ってきました。 企画者である西方萌さん、そして彼女の頼もしい助っ人マン2人をご紹介します。 2015.06.02

プロフィール

西方萌 武井裕典 秦正顕

三陸鉄道プロフィール DSC_08681

左から、秦正顕さん、西方萌さん、武井裕典さん

「もっとたくさんの人に岩手へ足を運んでもらいたい」

2014年11月、「Youth×遠野まごころネット」の105期に参加した西方さん。東北には旅行で何度か訪れていたものの、ボランティアでの訪問は初めてだったそう。自分が知った震災から4年目の岩手、食べ物の美味しい岩手、人の岩手。良いところも目をつぶりたくなることも含めて、より多くの人にその人自身の五感で岩手を感じてもらいたかったと言います。

DSC_0885

西方萌さん

(西方)現地の方に「どうやったらもっと岩手に来てもらえるんでしょう…」と相談したところ、「最初に楽しい思い出を作ってもらうことではないか」「三陸鉄道が5万円で借りられるからそれでツアーを組んでみてはどうか」とアドバイスを頂きました。それを今回、実行したんです。企画は当初1人でやろうと思っていましたが、2人(秦正顕さん、武井裕典さん)に話したら協力したいと言ってくれたので、12月からは3人で企画を詰めて行きました。

助っ人マンとして西方さんをサポートした秦さん・武井さんは、なぜ企画に参加したいと考えたのでしょうか。

DSC_0886

武井裕典さん

(武井)まずは過去参加者がここまで実行していることに驚き、可能性を感じました。嬉しかった。だからできるだけのことを手伝いたいと思ったんです。

武井さんは、Youth for 3.11の運営メンバーになって初めての研修がまさに西方さんの参加した「Youth×遠野まごころネット」105期だったそう。その喜びは一入であろうことが伺えます。

一方、秦さんはYouth for 3.11の参加者ではありませんが、これまで東北のために活動してきた同志です。

DSC_0890

秦正顕さん

(秦)普段は「東京ブランチ」という団体で被災地の現状を伝える活動をしているのですが、現地の人と直接関わる機会がなかなか無いので、「自分たちの活動が直接東北のためになっているのか?」と不安になることも多くて。去年の秋ごろ、東京ブランチで企画した気仙沼のドキュメンタリー上映会に萌ちゃんを誘ったところ、参加してくれた上に、それがきっかけになって東北に行き、帰ってきて新しくマイプロジェクトを企画していることを知りました。映画に影響を受けてくれたのが嬉しくて、協力したいと思いました。

「観光とボランティアの良いとこ取り」を実現!

帰ってきて1ヶ月もしないうちに企画を始めた西方さんのスピード感、ただ者じゃないと思った方も多いのでは。彼女の行動力の裏側には、大学生向けスタディーツアーを企画する「MOTI project」での企画スタッフ経験が活きています。

もともと旅好きだったということもあり、ワクワクするようなポイントがたくさん詰まったツアーになっていますね。

また、武井さんもYouth for 3.11でのボランティアプログラム企画経験から、「観光だけで終わらせない、学びのある機会」の視点で企画に色づけしています。

(武井)やっぱり、せっかく行くからには何かしら持って帰ってもらいたかったので、地元の人とどのくらいつながれるかどうかは意識しました。今回は結構盛り込める要素があったので良かったです。商店街や食堂では、“お客様”という立場だからこそ聞ける立場がありました。ボランティアだとどうしてもお互いに気を使ってしまうところを、「好きで来ている」という純粋な気持ちで地元の方と接することができます。参加者さんの方から積極的に地元の方と接点を持とうという意識が高かったので、地元の方も嬉しかったと思います。みんな目がキラキラしていたのが印象的でした。

大槌では、語り部を聞ける機会や、地元の食堂や商店街でご飯を食べる等の工夫がされており、積極的に現地の方と交流できる機会を持つことができたようです。

S__13426710

一般社団法人 おらが大槌夢広場」の語り部ガイドを聞いているツアーメンバー

秦さんは、今回のツアーで自分自身の中にもある変化が生まれたと言います。

(秦)普段は1人が好きで、旅行も一人旅が好きなんです。
でも実際に今回行ってみて、こういうのもいいな〜って思いました。
みんなで楽しめたのがすごく良かった。

S__13426699

盛駅の食堂で名物のカレーうどんを堪能!

S__13426712

三陸鉄道貸し切り中!中々出来ない体験にみんな大興奮!

みんな、きっかけを待っていた。

ツアーを終えて、西方さんのやりたかったことは成し遂げられたのでしょうか。

(西方さん)ど素人だったし、1人ではできると思っていなくて、2人や、ほかの色んな人に支えてもらえて実行できました。自分1人で生きているんじゃないと実感できた気がします。
広報をはじめてから集まるのに時間がかかると思っていたら、2日で満員・2人キャンセル待ち状態になって、ビックリしました。
みんな東北にいきたかったけどきっかけがなかっただけだったんです。
価値観の違いや出会いの場をつくることが出来たと思います。
みんな自分から動いて吸収してくれて、すごく嬉しかったです。
今回はわたしの友達・知り合いを中心に声がけしたのですが、「今まで関心がなかったけど、萌ちゃんが誘ってくれたから行った」という子もいて、本当にやってよかったです。

S__13426702

釜石ラーメンが有名な、はまゆり飲食商店街「こんとき」の名物店主と

やりたかったことは、それ以上の結果となって返ってきたようですね。一部、参加者の方の声をご紹介します。


【参加者の声】

「一生の思い出だよ。ありがとう。」

「また次にこんなツアーがあったらどこでも参加したいです。」


参加した方々にとって、岩手の魅力に触れる素敵なきっかけになったのではないでしょうか。

S__13426698

「三陸鉄道」前にて、参加者全員で

さて、今後が気になるところですが…?

学生団体「とまと」結成!

なんとこの3人、団体を結成してしまいました。団体名は、「とまと」らしいです。

(西方さん)今後も東北に限らず、全国いろんなところのスタディーツアーを企画していきたいです。夏に向けて、お祭り巡りとか。

ツアーの反省会で団体を結成してしまうとは、恐れ入りました。次のツアーに向けた会議も盛り上がっておりましたので、また何か楽しい企画が生まれそうですよ。気になる方は、Facebookを要チェックです。

最後に。西方さんたちのように、参加後何かアクションを起こした、あるいはこれからやりたいと考えているという方は、ぜひご一報くださいね♪
あなたの一歩は、全国の学生の勇気につながります。



10559898_503204509813615_5128772178924830539_n


☆★学生編集者・ライター募集中!!☆★

Writer:長瀧彩花(ながたき あやか)

総合広報チームに所属。主にライター、編集、撮影、映像制作を担当。
明治学院大学4年。

【これまでに書いた記事】
『所詮よそ者、されどよそ者』/ Youth for 3.11事務局長 安井美貴子
『Youthの新拠点、えんがわってどんなとこ?』/ Youth for 3.11代表 河合信哉 ・ シェアハウスえんがわ管理人 松浦伸也
『“被災者とボランティア”の関係から、“人と人”の関係になれる時間が地域を変える』/ ピースボート災害ボランティアセンター 山元崇央
『食材から手作り!安全・安心の家庭の味を提供したい』/ VOAR LUZ 佐藤春佳
『A first step for the future〜食を知る〜』/ Youth×小野田農園1期
『第二の故郷石巻を愛する いつも近くに。』/ イマ、ココプロジェクト27期
『高校生のころよりもっと直接東北に関わりたいと思って、Youth for 3.11の運営に入りました。』/Youth for 3.11プログラムチーム 今出和義
『人が変われば町も変わる。 まずは気仙沼を良くします!』/ NPO法人「底上げ」 成宮崇史
『震災前からの田舎のしがらみがなくなって、 誰もがやりたいことをやりたいようにできる場所になってほしい。』/ Local Cross Market 志田淳

PICK UP

募集中のボランティア

360ボランティア最新記事

WE WANT YOU !!

学生運営メンバー随時募集中


東京 and 関西


詳しく見る