震災前以上の陸前高田へ。

若興人プロジェクト担当のSAVE TAKATAの伊藤英さん。 岩手県出身という視点から、陸前高田の今を可視化する為の陸前高田復幸マップのアプリを製作するなどIT関連の事業展開を精力的にされている一方で、元々若者が少ない街に地元、外部関係なく学生が入りやすい街づくりにも幅広く活躍されています。 そんな「若興人の家」を作るために学生と二人三脚で古民家の壁や床を壊すところから始めた伊藤さんの学生への期待、ボランティアに対するビジョンまでを伺いました! 2014.03.31

プロフィール

一般社団法人 SAVE TAKATA|伊藤英

一般社団法人SAVE TAKATAのメンバー。 岩手県陸前高田市出身。 震災前は美容師をしていたが、震災をきっかけにSAVE TAKATAの中で活動し、現在は若者が集まる家、「若興人の家」プロジェクトの運営に携わる。 若興人の家プロジェクトHP→http://wakodohouse.org/

震災前以上の陸前高田に変える。


若興人の家プロジェクトを立ち上げるにあたって現時点で現地の問題になっていることは何ですか。

震災前から問題になっていた若者流出に対応する若者流入を課題としていますね。
震災のハード面の復興は進んでいくんだろうけど、中身が伴っていないのであれば意味がないよね。復興を通して、震災を経験した町が過去の失敗例を繰り返さないように若者が陸前高田で動ける拠点づくり、若者の力で町がもっとにぎやかになるという可能性を持った場づくりを提供しようとしています。また同じようなことはまた起こるだろうから、「震災に関わった」ということを今後自らの身に起こった時のために自分自身のキャリアに繋げてもらえればなと思います。


若興人の家プロジェクトに参加した学生のキャリアとは具体的に?

今回陸前高田で活動してきた学生たちが活動してくれたことで、もともと陸前高田が震災直後こうだったけれど、今はこうなったよって目に見える形にしたいなと思って。若い人たちはこういう風に(復興に向けて)動いたんだよっていうのを現地の人にも見せて行きたいし、同年代の子たちが一生懸命やってる姿をみて、なんか楽しそうだなって思ってもらえるようにするためにこちらも応援しています。

そのためには私たち大人は足りない部分にこうしたら?って首をつっこむだけで、基本的に学生がやりたいことに全権任せるようにしています。悩むところもそうだけど、大人が敷いた線引きに学生を乗っけるのではなくて、一緒にレールを敷いていこうっていうスタンスで、それがあるからこそ、家が完成した時とか、そこで新しいものができたときの感動ってあるんだろうなって思います。

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伊藤さんが学生に期待していることは何ですか?

今回Youthが派遣してくれる子たち、若いメンバーが一生懸命何かしている姿を現地の人に見てもらうことってとっても意味があることだし、やっぱり若い人が町にいないと町が終わっちゃうんだよね。 それと、「常に何かを学ぼうとする」スタンスで来てほしいかな。活動のあと皆でご飯行こうかってことがあるけど、それで活動が終わったってオフに切り替えるのと、ごはんの間でもなにかしら吸収していこうとする学生には結構差があるよね。


市民の方々はどんなふうに外から来た学生を見ていますか?

それは「住んでほしい」って。やっぱり(笑)だからそのために、学生の目線で、定住者として移り住むならこんな場所がいいなっていう所にしてほしいな。
まあでもあくまでこれはきっかけ作りだから、僕からは「また来てね。そしてここに住んでいる人たちの友達を増やしてね」って言いたい。

外部からの「こうしたほうが楽しいじゃん」っていう声って結構大きいと思うし、そこから自発的に何かプロジェクトを立ち上げてくれたらいい効果になるよね。

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それに対して、「自分に何か被災地にできることなんてあるだろうか」と不安に思う学生が多いですよね。

うんうん。僕らは当事者だからさ、もし当事者じゃなかったらここまで考えてなかったと思うんだよね。普通に何気なく生活して、このまま復興していくんだろうなあって思ってたと思う。俺さ、震災で母親亡くしてるから。知らない?HP見てよ!そこから多くの人に共感してほしいし、自分に置き換えてイメージしてほしいんだ。

ここに来る子たちに活動する前とした後に感想文書いてもらってるんだよね。 それでこの前初めて見たのが、「自分が必要とされているか分からないけど、自分が来てよかったんですか」なんて初期のころ書いていた子がいたんだけど、「ありがとう、来てくれてよかったよ」って言ったら「本当に来てよかったです、また来ます」って泣いていて。初めて来たメンバーでもそういう感覚あるんだなーって思ってそれは感動したよね。心の変化は現場で知るべきだし、実際にそれを体験してほしいな。

自分ごとだったらどう感じるかな。


「被災地にボランティアしにいく」ということがハードルが高くなってる現実が確かにありますよね。

ボランティアって言葉、僕は無くしていきたいと思ってる。ボランティアって聞くと自己犠牲を前提とした無償奉仕っていうイメージがあるけど、それを「ボランティアしましょう」なんて強制することは間違ってる気がするんだよね。 自分が何かしようと思って来たら沢山お土産もらっちゃいましたとか元気をもらいましたとか言って驚く、なんていう相互の気持ちのつながりは昔はよくあったんだけど、ボランティアしたいから来たんですけど何かすることはありませんか、っていうは自己満足だし何か違うんじゃねーかって思うよ。

ボランティアって奉仕活動っていうイメージがあるけど、そうじゃなくて、目の前で困ってる人がいたら助けるとか、「俺、動ける!」ってなったら自分にできることから始めていくよね。外側から見たら確かにボランティアなんだけど、もし自分ごとだったらどう感じるかな。そういう実際に起こった現実があるんだから、それを学びに行く姿勢があればそれでいいんじゃないかなって思うけどね。


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