被災地で感じたことを自分の周りの人に伝えること。

◆活動報告:玄さん(近畿大1年)

参加プログラム:Youth×遠野まごころネット 59期
参加日程:11/28-12/2
活動場所:岩手県大槌町、遠野市
活動内容:イベント準備・運営、クリスマスイベントに向けた募金活動

東日本大震災が発生した当時、被災地のために何かしたいと思った人はたくさんいるでしょう。
私もその一人でしたが、実際に行動に移すことはできませんでした。被災地へボランティアに行きたいという思いが、ずっと自分の中にあったこと。新聞やテレビによる報道が少なくなった今だからこそ、実際に行って被災地の今を自分の目で確かめたいと思ったこと。これらの理由で、今回参加しました。

被災地に行ってまず感じたことは、’想像していた以上に復興が進んでいない’ということです。辺りにはまだ取り壊しが進んでいない建物だけが残り、人もいない家もない雑草だけが生えた平地が広がっていました。ここに以前人々の暮らしがあったとは思えないほど、まるで山を切り開いたばかりのような光景が続いていました。

また、今まで私が知らなかった深刻な問題を被災地は抱えていました。
就労問題、津波の被害を受けた建物を残すか解体するかの問題、ボランティア不足の問題。いずれの問題も復興の妨げとなっていますが、簡単に解決できるものではありません。費用の負担が重くのしかかるからです。他のボランティア参加者と一緒に話をしていた中で印象に残った言葉があります。

「東京でオリンピックをするくらいのお金があるなら、復興のために使うべきだ。」

政府は復興のためにもっと援助すべきであるのにしていない。風化が進むにつれてボランティアの数、支援金の額が減少している。被災地の現状を見て、様々な角度から復興における問題を発見しました。瓦礫の撤去作業などはほとんど終了し、今さらボランティアに行っても何の役にも立たないかもしれないと思うかもしれませんが、被災地がまだまだ多くの問題を抱え、支援が必要なことを今回感じました。

これからボランティアへ行く人の最大の役目は、『被災地で感じたことを自分の周りの人に伝えること』です。
自分の話を聞いてくれた人が、たとえ一瞬だとしても、震災があったことをもう一度思い出し、被災地に想いを馳せることが大事だと思います。
短い日数でのボランティアでしたが、得るものはたくさんありました。これからも周りの多くの人たちに伝えていくと同時に、身近なことから復興のためにできることを考えていきたいと思います。

写真②