若者たちの力が必要

◆活動報告:河北さん(向陽台高等学校)

参加プログラム:Youth×遠野まごころネット 45期
参加日程:2013/8/18-8/25
活動場所:岩手県盛岡市・遠野市
活動内容:水害復旧作業・農作業・夏祭り片付け

この夏、遠野まごころネットのプログラムに参加させていただきました。活動内容は盛岡の水害復旧作業、かぼちゃ農園での農作業、祭りの後片付け、など多岐に及びました。初日に悪天候で活動が中止になり、陸前高田市や大槌町を視察しました。テレビでもよく取り上げられていた防災センターや、浸水した建物も見学しました。そのどれを見ても、私には震災当初の生々しい様子は想像することはできませんでした。それほどまでに被災地は静かで殺風景だったからです。震災があったのだとようやく実感したのは、実際に現地で活動しながら、色々な方に当時の話を聞いてからでした。

 KIMG0373

 

 

 

 

 

 

今回、私は人生で初めてボランティアに参加したのですが、正直な話、現地に行くまでは震災から2年半が経とうとしている被災地で、ボランティア未経験、なおかつ学生である私にできることはあるのか、という不安がありました。結果的に言うと、自分にできることの小ささを痛感しました。被災地は今、復興のための資金不足や人手不足が深刻です。建物も、人の活気もない被災地は復興が進んでいるとは言い難い状況で、風化だけが着々と進んでいます。そのような環境で、職を求める若者たちは東北を離れ、ますます過疎化と高齢化が進んでいるという厳しい現状があります。毎晩行ったYouthのミーティングでたくさんでた意見でもあり、個人的にも強く感じたのは若者たちの力が必要だということです。長い目で見据えたときに、町と関わり、復興のために動き、活気を取り戻す存在として若者が欠かせない存在であるからです。一緒に活動しているYouthのメンバーをはじめとして、ほかの学生団体や大学生のボランティアの方、全員がエネルギーに溢れていました。そんな学生だからこそ持っているものを是非東北のために使っていくべきだと思いました。直接、現地に赴くことができなくても、現状を把握して情報を共有したり、被災地で作られたものを購入したり、義援金を寄付したりとできることはたくさんあります。どんな些細なことでも行動に移すことからはじまります。私自身も、自分にできることの少なさを痛感すると同時に、できることを継続していくことの重要性に気付きました。それは、被災地に行って初めて心から感じられたことです。

 

KIMG0504

 

 

 

 

 

 

様々な活動をさせていただきましたが、一番心に残ったことはまごころネットで働かれている方の言葉です。それは「ありがとうと言ってもらえないボランティアさんたちの存在を忘れないで。」というものでした。ボランティアに参加した、という小さな達成感と自己満足に浸っていた私にはこの言葉は重く響きました。振り返ってみると2年半、震災のことを他人事だと思っていたことに気付きました。できることはあったはずなのに、見て見ぬふりで淡々と生活してきました。その間も被災地ではたくさんの人が必死で復興のために努力していたのかと思うと、何で自分は動けなかったのかと後悔しました。だけど今、多くの人と出会い、ほんの僅かな間ですが東北で生活し、他人事だとは少しも思わなくなりました。スタートは遅くなりましたが、これから復興に力添えできるよう私にできることを精一杯していきます。

最後に、この活動を通して出会うことができた全ての方と、Youthのメンバーに心から感謝しています。

1378032146107 (1)