伝えることで小さな力が大きな力に。

◆活動報告:畑口さん(中央大・3年)

参加プログラム:Youth×遠野まごころネット47
参加日程:2013/9/1-9/8
活動場所:大槌町・盛岡市
活動内容:水田でのヒエ取り・水害復旧

 

私はこのボランティアに参加するかどうかについて参加する前にとても悩みました。私が行ったところで力になれるのだろうか。募金など東京でできることをした方が東北のためになるのではないだろうかと考えていました。それでも行こうと思ったのは自分の周りに2年半たった今も東北に行っている人がいたからだと思います。

今回私が参加したボランティアは二つです。一つは大槌町で自生した復興米の水田のヒエ取り、もう一つは20138月に起きた水害のボランティアでした。どちらの活動においても活動を指揮している方が十分に休憩を取ってくださり、ボランティア全員が体調を崩すことなく、作業することができました。けれど、1日では本当に少ししか作業が進まないということを感じました。私が滞在した期間でできたことは本当に少しのことでした。

けれど、「遠野まごころネットのビブスを着ている人を見かけるだけでも地元の人はうれしく思ってくれている」という話を活動を始める前に復興米の活動の担当をしている方から聞きました。たしかに復興米の水田での活動中では地元の方が「ご苦労様です。」と声をかけてくださったり、お昼に仮設のラーメン屋さんによると「ボランティアで来ているの?ありがとう」とお店の方が言ってくださったりとビブスを着ているだけで、いろんな方が声をかけてくださいました。ボランティアに来ている人がいるということだけでも地元の方はうれしく思ってくださっている、そのことは自分にとってとてもうれしいことでした。けれど、それは少しずつ3.11のことが忘れられているということを地元の方が感じているということでもあるのではないかとYouth for 3.11のメンバーがある日のリフレクションで言ったときに私ははっとしました。

3.11直後、東京ではニュースでは毎日震災に関するニュースが流れており、明らかに今までとは違っていました。けれど、震災から2年半が過ぎ、東京は元に戻りました。震災に関連するニュースも減ってきています。けれど、東北では仮設住宅に住んでいる方もおり、仮設の学校に通う子供たちがいます。東京では震災が薄れてきている一方で復興は予想以上に進んでいませんでした。時間がたつほど東京では震災が薄れてきてしまいます。これを止めるには伝えることが重要なのだと私は思います。

遠野まごころネットには全国各地からボランティアの方が集まっています。山口や岡山など遠方から来ている方もいらっしゃいました。こうやって全国から人が集まって活動し、それぞれの地元に帰って誰かに東北の話をする。そうしていくうちに、私のように、誰かがボランティアに行っていたということ聞いたことがボランティアに行くきっかけになるかもしれません。伝えることで一人一人の小さな力でも大きな力になっていくのだと思います。伝えることで3.11を忘れないようにしていきます。