積み重ねが大切

◆活動報告:近藤さん(信州大学・院1年)

参加プログラム:Youth×遠野まごころネット50期
参加日程:2013/9/22-9/29
活動場所:遠野市
活動内容:稲刈り・遠野祭りの手伝い・ハーブ園手伝い

 

震災直後、被災地は世界中から応援メッセージをもらいました。そのメッセージに感動し、日本にいる自分にも何かできることがないのかと考えるようになりました。今、震災から2年半が経ち、ボランティアが少なくなっていると聞き、今回のボランティア参加を決めました。

初日に、被災地である大槌町の祭りに参加させてもらいました。お祭りはたくさんの人が参加していて、みんなが楽しそうで、多くの笑顔がそこにはありました。街ににぎわいを戻すため、辛いことを乗り越えて頑張っている。その姿が僕に元気を与え、被災地は前に進もうとしていると強く感じたのです。僕の考えが変わりました。

被災地へ向かう前は、震災直後のメディアから得た情報の印象が強かったため、まだ暗い雰囲気が強く残っていると思っていて、被災地に同情して、だからの応援をしていました。しかし、そのお祭りに参加した後、その考えは全く失礼で、被災地はその頑張りをこそ応援すべきなんだ、応援したいんだと思ったのです。

ただ、被災地には今もまだ悲しみもあった。お祭り会場の周囲は廃墟の点在する草むらでした。被災前の写真と被災後の現場を見たときもそうでした。後ろにある住宅街が全て流されているため、草むらがずっと広がっていました。最初は本当に同じ場所なのかわからなかった。そして、受け入れたとき涙が出そうになりました。映像では何回も見た光景でしたが、今その光景の中に立ったとき胸が苦しくてたまらなかった。そして、僕がその時本当の意味で、自分が被災地に出来る最大限の事をやろうと強く思ったのです。 

現場で少し被災者の方とお話しさせていただく機会がありました。その方は「ボランティアの人たちは来てくれるだけでもありがたい。」と言ってくださいました。自分が本当に少しは役に立っているのかなと初めて思えるようになりました。

一人一人の力は微力だが、無力ではない。そのわずかな力が集まればそれは大きな力になる。ボランティアも多くの人がずっと続けていけば必ず大きな助けになる。積み重ねこそが大事だと思いました。

今後出来ることは何だろうと僕らが話し合った結果、被災地の現状を伝えることをまず最初の一歩にしようと決めた。1週間で僕らが出来たことは大したことは無いけれど、現状を伝えることで他の人々が被災地に心を向けてくれたら、次の一歩が続くかもしれない。僕らはそう願っている。