遠野まで来てくれるだけで嬉しい

◆活動報告:小川さん(立命館大・4年)

参加プログラム:Youth×遠野まごころネット50期
参加日程:2013/9/23-9/29
活動場所:遠野市
活動内容:稲刈り・ハーブ園手伝い・遠野市観光・畑仕事

 

ボランティアに参加して、現場のボランティアへのニーズが変わっていることを知った。参加前は、学生だし若いので、ガレキ撤去や泥だしなどのハードな作業が現地で求められていると思っていた。しかし、遠野でのボランティアは思っていたこととやっていることのギャップに驚き、農作業をしていていいのかという思いもあり、最初の方は正直とまどいました。地元の方々が口をそろえて、「遠野まで来てくれるだけで嬉しい」、「遠野の魅力を知って、帰ったら家族や友達に話してほしい、そしてまた遠野に来てほしい」とおっしゃりました。そして、ボランティアとは力仕事だけでなく、観光して遠野を知ったり、買い物したり、話を聞いたりすることなど様々な形のボランティアがあるということを知りました。遠野は本当に素敵なところでした。現地の方の温かい心遣いは、私の心を温かくしてくれました。ボランティアで笑顔をというよりも、現地の方々から笑顔や活気を頂いた気がします。

後は、現地のボランティアの方と、現地のボランティア施設を運営している側とのニーズも変わっているということを感じました。現地のボランティア施設を運営している側は、国からの助成金になること以外のことはコストカットとして取り組んでいませんでした。“企業だから仕方ない”と言えばそれまでです。確かに、現地の方のためになくてはならない存在であり、無くなってしまえば現地の人の「ボランティアさんが来てくれている間は忘れられていない、見捨てられていない」という安心感や職業を壊してしまうことになってしまいます。そのためのコストカットや施設を有料化することはしょうがないことかもしれませんが、現地の方のためにある存在なのだから、現地の人の要望にも答えるべきなえきなのではと思いました。そういった双方の意見や何もできない学生であることに対してモヤモヤした気持ちでいっぱいでした。

いろんな感情がある中で、一番感じた思いは現地の方の情熱でした。「来てくれてうれしい」、「ご苦労様です」、「ありがとう」、「また来てね」、「忘れないでね」などたくさんの温かい言葉や応援を頂きました。ボランティアに来たはずが、むしろ私の方が元気を頂いている気がしました。ほんの小さな力でも、現地に足を運んだことで少しでも現地の人の心の支えになれることを知りました。現地に行った私たちにしか伝えられないことを風化させないためにたくさんの人に知ってもらい、現地に足を運ぶ人を絶やさないようにしたいです。

toono 51