被災地に限らない問題と被災地の復興を阻む問題が浮き彫りになっている

◆活動報告:木村さん(大阪工業大・4年)

参加プログラム:Youth×遠野まごころネット53
参加日程:2013/10/17-10/21
活動場所:大槌町・遠野市・釜石市
活動内容:畑仕事・草刈・視察

 

私が活動を通して感じたのは、被災地に限らない問題と被災地の復興を阻む問題が浮き彫りになっていることです。

活動初日は遠野にて、ニンニク畑の水路づくりと畑周辺の草刈などを行いました。この活動は地味ですが今後のために必要な下積み作業であると思いました。加えて、被災地に限らず、人口流出で人手が足りない街の多くで必要とされているのではないかと思いました。

人口流出の原因の一つに働き口がない、があると思います。働かないことにはお金を稼ぐことができず生活していけません。いくら地元に愛着があっても、これでは仕事がある都会へ離れてしまうのも十分考えられます。その中で、遠野まごころネットさんでは、前述したニンニクが育ち収穫した後は商品化を予定していたり、大槌町にある『はーぶの郷』で収穫したバジルを使った商品を、まごころ就労支援センターかまいしにて試作しています。これが実際にお店に並び定期的に販売ができれば、ニンニク・バジルを育てる人、それを加工し商品化する人の雇用が生まれてくると思います。一例ではありますが、このような形が働き口がない地域で広がっていけば人口流出も抑えられるのではと思います。

2日目は、大槌町の野球場の草刈を行った後、被災地の見学を行いました。野球場の草刈は11月に行われる大会に備えて、とのことで大会後は取り壊されて住宅地になるそうです。内陸移転のためとはいえ、複雑な気持ちになりました。作業が終わると、野球場の外で練習していた少年野球チームの子どもたちがから揃ってお礼をいただきました。それを見ていてとても微笑ましかったです。

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被災地の見学は大槌町の旧役場・城山公園と釜石市鵜住居地区防災センタ-などをまわりました。街の復興が進んでいないのを目の当たりにして言葉が出ませんでした。遠野まごころネットのスタッフさんの話によると、大槌町は津波被害の後もう家が建てられない地区と土地を5mかさ上げしないと家が建てられない地区が多くあり、土地をかさ上げするにも地主の許可が必要であったり、技術的に難しい面があるため、思うように進んでないのが現状です。今の私にはどうすることもできませんが、現状を情報発信することはできると思います。

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最終日は帰りのバスの時間もあり、遠野まごころネットさんの事務所で、『サンタが100人やってきた!2013』に向けての募金箱に番号を振っていきました。作業の合間に去年の模様を見せていただき、胸が熱くなりました。去年まではボランティアさんとスタッフさんがサンタとなってクリスマスプレゼントを配っていたのですが、今年からは地元の方々も加わり、末永く続いていくイベントにしていきたい、とお聞きしました。今年も大成功であって欲しい気持ちを添えて全ての募金箱に番号を振りました。

活動を振り返って、まだまだボランティアの力が必要とされているのを感じました。私としては、一人でも多くの人に伝え、一人でも多く力になっていただけたらと思っています。加えてもう少し長い期間活動ができれば力になれたなと悔やむ気持ちがあるので、大学を卒業する前にもう一度活動に参加し、就職してからは仕事を通して身につけた知識と技能を生かして力になれたらと思います。