被災地に行くだけでも意味がある。

◆活動報告:深野さん(東工大 大学院 修士2年)

参加プログラム:Youth×東災ボ 伊豆大島 22期
参加日程:2013 12/11-12/14
活動場所:伊豆大島
活動内容:泥の掻き出し、被災者の方とのコミュニケーション

東日本大震災以降、日本全体が一種の災害ボランティアブームになっている感がある。しかしそのような状況でも災害ボランティアに参加してみたいが金銭的・精神的ハードルにより躊躇している学生が多数いると私は感じている。そのような問題を解決するためにYouth for 3.11が結成されたのであり、Youthの理念にはとても共感できる。

そこで今回、私の災害ボランティア活動に対する考えを報告することによって行きたいけど行けない学生の精神的ハードルを下げることに貢献したいと思う。

精神的ハードルを高くする要因は2つあると考えている。
一つは、現地での生活や活動がどの様になるかが分からない事。そして、災害ボランティアを行うことによって何を得られるかが分からない事である。

最初に、Youthのプログラムによって被災地に行った場合、生活について基本的に不自由はない。なぜなら被災地では日常的に被災者の方が生活をしているからである。むしろ共同生活を行うことによって規則正しい生活を送ることが出来、体の調子が良くなる。またボランティアの活動であるが、特別な資格や特技がなくてもでも容易に参加できる。例えば人と話すのは苦手だが、体力自慢の人は、力を使う活動を行えばよいのであり、力に自信がないが人と話すのが好きな人は、被災者の方とお話をすればよいと思う。泥掻きだけがボランティアではない。

次に災害ボランティアをYouthのプログラムによって行うことで何を得ることができるのか。それは‘仲間’と‘人間の可能性’を知る機会である。私が言う仲間とは一緒に活動する同志のことである。災害ボランティアに来る人間はとても面白く、寛大で視野が広い人が多い。また学生や社会人など様々な年代の方が参加するので、普段の生活では会う事の出来ない人と会うことが出来る。これらの出会いや人脈が、これからの人生に必ずプラスになるだろう。
そして、‘人間の可能性’とは、被災した方々とのふれあいである。災害により被災地の方々は通常では失うことの無いものを多く失ってしまった。しかも自然災害であるために怒りや悲しみを発散させる相手が存在しない。人生に絶望してしまうのも想像に難くない。しかし、それでも悲しみや怒りを堪えながら笑顔で一歩一歩復興していく様子は人間の可能性を感じさせる。平穏な日常では忘れがちな感謝や思いやりを思い出させてくれる。

百聞は一見にしかず、是非Youth for 3.11のプログラムによって災害ボランティアに参加してみて頂きたい。有意義な日々を送れる事を私が保証します。

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